2022.02.20

Homingビジネスプランコンテスト2022を開催しました!

Homingビジネスプランコンテスト2022を開催しました!

レプタイル外部パートナー、ライターの老伽(おいとぎ)です。
2月20日に開催された、Homingビジネスプランコンテスト2022をレポートします。

今年で4回目を迎えたHomingビジネスプランコンテストが、津山文化センター 大ホールで開催されました。
津山・美作地域で新たにビジネスに挑戦する創業希望者・第二創業者や、起業家精神を持った学生や、地域課題を解決するビジネスで起業を目指す人材発掘、支援を目的としたビジネスプランコンテストです。

「日本一優しい創業スクール」を謳う創業支援スクール「Homing」の受講生に加え、一般エントリーの参加者の中から、ファイナルステージに残ったのは厳正な審査を経て選び抜かれた6名。
考え抜かれた地域の未来を切り開くビジネスプランを持ち時間一人3分で発表しました。

このファイナリスト6名の中から、「独自性」「実現性」「発展性」「地域性」「プレゼン」の5項目で総合的に評価が行われ、「津山朝日新聞社賞」「つやま産業支援センター賞」「大賞」が選ばれます。
審査員はつやま産業支援センター 副センター長の明楽さん、津山朝日新聞社 編集長の福田さん、レプタイル株式会社 代表取締役の丸尾さんの3名です。

 

トップバッターは大学生ながら農業をしている神田征彦さん。

「地域の農業を次のステージへ。健康をサポートする植物性シリカで農業に転用し、農業をもっと豊かに」

植物性シリカとは籾殻を1600度で燃焼させる燃えかすのことで、カルシウム、マグネシウムなど、籾殻の約8倍の栄養素を含んでいます。

体質改善効果や、免疫力向上に繋がる効果があり、飲むシリカ、マスク、サポーター、化粧品などに使われていますが、農業では籾殻を分解するためにたくさんの農薬が必要のため、あまり使用されていません。

神田さんはこの植物性シリカを使い、野菜専用の栄養水「シリカ水」を作って農家に販売し、津山市から「品質の良い野菜を作ること」「農業使用率を下げ、自然を守ること」の実現を目指しています。

来月から津山市内4箇所で実証開始していくので、今後の展開が楽しみです。

▼神田さんのプレゼンはこちら

 

続いては津山市加茂町を中心に山林整備や空き家活用事業も行っている森岡林業の岸田麻代さん。

「森岡林業の強みを生かした原木椎茸で地域活性。肉厚で風味豊かな原木椎茸を、津山から全国へ!」

椎茸を太陽光パネルで育てているため、「原木生椎茸 津山サンシャイン~原木椎茸パネル下暮らし~」という商品名でネットショップで販売しています。

津山サンシャインの特徴としては、「栄養価が高い」「風味が強い」「肉厚なので噛みごたえがある」などが挙げられます。

現状販売価格は人口栽培の2倍程度ですが、今後は贈答品などにし、5倍の金額を目標としており、県内ナンバーワンの椎茸栽培事業者になることで、「土地の活用」「雇用の創出」し、津山を活性化していきます。

森岡林業の他事業とも掛け合わせて相乗効果が狙えそうな事業に今後も期待です。

▼岸田さんのプレゼンはこちら

 

次に、LivingAnywhere Commonsのユーザーとして、Homing4期スクールに参加し、そしてファイナリストになった角田尭史さん。

「どこでもアルバイト」

角田さんが発表したのは、場所に縛られず多拠点生活をしている大学生と短期アルバイトを地域の事業をマッチングするサービス。

周りで多拠点生活する大学生が増えているが、資金がなくて生活するのに困っている実情があり、そういった学生のために、まずは「どこでもアルバイト」に登録してもらい、地域の企業と直接やりとりし、LivingAnywhere Commonsの各拠点に滞在しながら収入を得られる仕組みを考えたそうです。

「新しい価値創造を創出し、津山を交流人口の一大拠点に」を目指してまずは津山からサービスを展開予定です。

サービスをきっかけに津山に来てもらうことで、関係人口の創出機会にもなりそうです。

▼角田さんのプレゼンはこちら

 

さて、発表も中盤に差し掛かってきました。4番目は美作地区の地域おこし協力隊の蟻正敏雅さん。

「新・地方創生ツーリズム、squiii(スクイー)」

地域おこし協力隊とは農業・漁業への従事、地域の魅力PRなど、様々な地域協力活動を行いながらその地域への定住・定着を図る総務省の取組で、期間は3年間です。蟻正さんが地域おこし協力隊の課題と感じているのが3年間という長さ。実際、3年も持たない人が多いそうです。

そこで設定したのが、食・住・学び全てを1ヶ月10万円で試せる新しい旅のカタチ。

この10万円で地域に眠る資源を活用し、循環の波を作ります。

日本の中山間地域7割全てが対象地域になるとのことで、全ての地域の課題を解決し、誰一人取り残さない社会を作っていきたいという想いで、いろいろな企業とも事業連携していきます。

まずは美作地域からモデルケースを作り、広げていく予定です。今後の展開が楽しみですね。

▼蟻正さんのプレゼンはこちら

 

5人目は、24年間子供から高齢者まで津山で運動指導をしている野中健志さん。

「目の機能改善で子供の発達をサポートするビジョントレーニング」

ビジョントレーニングとはプロスポーツプレーヤーも行っている、目で情報を取り込み、脳で分析・判断し、身体を正しく操作するこの一連の流れを鍛えるトレーニングのこと

子供だけではなく、高齢者にも効果的で、認知症の予防にも効果あると言われています。

今後はさらに指導者を育成して仲間を増やし、「エクササイズで人生にひらめきを」をモットーに、目の機能不全が原因で困っている子どもをゼロすること、高齢者が生涯現役の人生を送れることを目指していきます。

2024年からの5年間で岡山県全域に広げるという目標をぜひ実現してほしいです。

▼野中さんのプレゼンはこちら

 

いよいよ最後の発表は正岡和貴さん。

「地方型4thプレイス 駅チカ無人ラウンジ」

現状、津山駅は利用者が比較的多いにもかかわらず、快適な待合スペースがなく、

「待ちたくない」→「時刻ぴったりにくる」→「駅から人が出ない」→「駅前が寂れる」という悪循環が生まれていると考えている正岡さん。

そこで駅の近くに、Wi-Fi、電源などの設備を整え、無人運営で人件費をカットし、駅前の活性化も図れる「地方型4thプレイス 駅チカ無人ラウンジ」を考案しました。

1st自宅⇄2nd 職場・学校⇄3rd 駅チカ飲食店・商店⇄4th 駅チカ無人ラウンジ

という流れを生み出し、利用客は快適に電車を待てる、周辺店舗は集客できる、駅・自治体は利用者増・周辺の活性化などが期待できます。

無人運営なので、津山を皮切りに全国へ展開できる可能性も出てきますね。

正岡さんがプレゼン最後に「フォース(4th)と共にあらんことを」と締めたのがツボでした(笑)。

▼正岡さんのプレゼンはこちら

 

さて、これで6名全てのプレゼンが終了し、審査を待つ間、ステージでは基調講演が行われました。

ゲストは、「よなよなエール」で有名な株式会社ヤッホーブルーイング よなよなピースラボ(CRM設計・CXデザイン)佐藤潤さん。

「よなよなエール流 ファンとの絆つくり」

講師の佐藤さんは2012年にヤッホーブルーイングに中途入社し、現在はCRM設計・CXデザインを探求する部門にて、オンライン・オフライン問わないファンとのコミュニケーション施策の企画や運営に携わっています。

「コアファンの作り方」や「お客さんに突き刺さるプロモーション」など貴重なお話が聴けました。特に印象に残ったのは、S N Sの発信方法とファンとの関わり方について。ヤッホーブルーイングでは、ファンを起点に共感の輪を広げていくプロモーションを実践していて、本当にファンを大切にしている会社だと感じました。

市場を一緒に盛り上げる「仲間」「同士」という意識で、フラットな関係性を築くのがファンを増やしていく大事なポイントなのかもしれません。

▼株式会社ヤッホーブルーイング よなよなピースラボ 佐藤さんの基調講演はこちら

 

佐藤さんの講演の後はいよいよ結果発表です!

・津山朝日新聞社賞

蟻正敏雅さん

「この事業は一人では実現できません。今後も、地域の人たちと協力ながら、かたちにしていきたいです」

・つやま産業支援センター賞

野中健志さん

「創業スクールに参加し、みんなからいろんな刺激をもらいました。また、このコンテストで賞をいただけたことは、一つ大きな自信になりました」

・大賞

岸田麻代さん

「津山椎茸のファンになってください!」

 

・佐藤潤さん総評

「どれも楽しくワクワクするプランでした。印象的だったのが、皆さん、やりたいことが一言でわかる言葉で伝えていたところです。今自分が住んでいる長野県でも色々とできることがあると考えさせられました。元気と刺激を受けました。」

 

最後に、レプタイル株式会社代表の丸尾さんの挨拶でコンテストは閉会しました。

「どれも魅力的な事業で、これから実現、スケールして欲しいです。今日がスタートという気持ちで動いて欲しい。Homingに関わっている人たちは熱くて面白い人が多いので、そういう出会いや繋がりを通じてコミュニティを広げていってもらえれば。時代の変化に対応しながら新しい価値を生み出そう、という人物がもっと必要だし、一緒に面白いことをチャレンジしていきたいです。」

今回のファイナリストはもちろん、Homing卒業生も含めて今後の活躍に目が離せませんね。来年度の創業スクールHoming、ビジネスプランコンテストも注目です!

※今年はコロナの影響もあり、観覧は関係者を除いてオンライン配信という形となりました。
当日LIVE配信した動画は、Youtubeにアーカイブしていますのでぜひご覧ください。

▼Homing ビジネスプランコンテスト 2022