日本一優しい創業スクール、Homing 2018 ビジネスプラン発表会!
レプタイル外部パートナー、ライターの老伽(おいとぎ)です。
12月23日に津山市立図書館にて開催された、Homing2018ビジネスプラン発表会をレポートします。
津山地域での起業を目指す、日本一優しい創業スクール、Homing 2018 ビジネスプラン発表会が開催されました。これから津山にイノベーションをおこすであろう17名のスクール生がこの日までに試行錯誤しながら構想したビジネスプランを皆さんの前で発表しました。この中から、「つやま産業支援センター賞」「レプタイル賞」「津山信用金庫賞」「大賞」が選ばれます。審査員は津山産業支援センター・副センター長の玉置さん、津山信用金庫・常務理事の森廣さん、レプタイル株式会社・代表取締役の丸尾さん。
リハーサルも終え、会場にはたくさんの観覧者やメディアが来場。スクール生は緊張の面持ちで開会を待ちます。見ているこちらが緊張します。
13時、いよいよ開会です。レプタイル丸尾さんから開会の挨拶があり、待ちに待ったスクール生のビジネスプランの発表です。
増田智晃さん「WALKIT 〜歩くその先に幸せがある〜」
WALK×IT=WAIKIT。ウォーキングのメリットは沢山あるにも関わらず、日本ではまだウォーキングが浸透していない。専門ショップや専門的なアドバイスをくれる場所がないこと、膝が痛い、仲間がいないなどが理由に挙げられる。 WALKITで「専門家によるアドバイス」「オリジナル商品」「イベントの開催」を提供する事で解決していき、お客様・店舗・地域が健康でより元気に幸せになる未来を描く。
帰省した時にいつも思うのは、街を歩いている人が全くいないこと!車社会だから仕方ないのかもしれないですが、1人で歩くのは結構勇気いるかも・・・。みんなで歩けて楽しいウォーキングイベントなどが開催されるなら参加する人はいそうな予感。
武川真理子さん「まじめな店主の焼き菓子店エミリア」
起業する理由は正しい、誠実な仕事がしたい。応援してくれる人のために頑張りたいから。それを実現するために製造・販売・経営をすべてひとりで行う。2019年夏にオープン予定!
武川さんのまじめで誠実な人柄が垣間見られるプレゼンでした。オープンしたら買いに行きたいと思います!
【ここまでの審査員からの講評】
「増田さんはコミュニティ機能が大事だと思う。商品開発にも繋がりそう。」
「武川さんは真面目ポイントをもっと前面にだしても面白いかも。」
藤井祥悟さん「都市と田舎の関わり方を考える 農村サードプレイスNOSAP」
勢いでIターンした都会っ子。持続可能な地域を作る。田舎暮らしのリアルを知るための農村サードプレイスが「NOSAP」。実際に住んでいる強みを活かして田舎の人と都会の人が生で触れ合える新しい「接点」になり移住してもらう。移住体験事業、コミュニティスペース事業、ファーム事業を展開予定。
東京に住んでいて感じるのは農業体験や田舎体験を求めている人たちがかなりいるということ。そこにうまく刺されば事業として可能性は結構あるのではと思いました。
正岡和貴さん 「津山発のサービスが日本中の罠猟を変える 罠作動お知らせサービス」
猟師が一番大変なのは毎日の見回り。仕事があると見回りにいけない、そんな課題を解決する、月500円(しかも使わない月は無料)で誰でも簡単に使える「罠作動お知らせサービス」。津山発のサービスが、日本の罠猟を変える!
東京で以前、山主たちが集まって課題を出し合う飲み会「山主を面白がる会」というのが開かれたのですが、その時も罠のことは出ていたので間違いなく使いたい人はいると思いました。初期費用も月額料金も低額で簡単に使えるというのがいいですね。津山発のサービスにかなり期待です!
寳多愛奈さん 「高校生の未来の可能性を広げるZEROICHI」
高校生の可能性を広げるコミュニティ。高校生は可能性に満ち溢れているが、それに多くは気づいてない。なぜなら可能性を知る、広げる、発信する場所がないから。高校生にとって新しい道をつくるキッカケ作りをしていきたい。それがZEROICHI。
私は高校生の時、居場所がなくて早く津山から東京に出て行きたくてしょうがなかったです。当時もきっと津山にいたかもしれない面白い人たちに会う場所も機会もなく、東京がキラキラして見えたから。本当はそんなことないのだけれど、東京に行きさえすれば何かが変われると思い込んでいたので。実際出てみてよかったですが高校生の時にZEROICHIみたいな場所があったら違っていたのかな、とも思いました。今の津山にいる高校生が羨ましい!
池本健さん 「気付きから築きへ 高齢者向け孫の手サービス山田便利屋」
高齢者の方に安心出来る暮らしのサポート。気付き=気が付くことから→築きへ=体制をしっかりつくる→高齢化した日本を支え合い、誇れる国へ。少し手を伸ばせば、多くの人の手が差し伸べられていることに気付いていける社会へ。実際チラシを撒いてから10ヶ月後に連絡をくれた高齢者も。
私の両親も今は2人で暮らしているけれど、一人暮らしになったときにこういったサービスがあれば心強いと思いました。池本さんのような優しい人が作ったサービスであれば安心できそうです。
黒田和美さん 「誰でも簡単に自分のお店がもてる お商売を始めよう!!お洒落な屋台リアカーゴ」
今回3分間のプレゼンで脅威のスライド90枚越え!お店をやっていると、「お洒落なお店を始めたいけどお金がない」というお客さんが多い。実際はお店を始めるのに大金は必要なく、会社の休みの日に自分のお商売をしたらいい。そんな課題を解決するのが初期費用45000円で好きな場所で好きな時間で商売できる、お洒落な屋台「リアカーゴ」。やりたいことがすぐに始められるようになれば、市民が希望をもてる、そんな街に津山をしませんか?
小さいことからスタートさせる、できない言い訳を考えない、とにかく好きなことならやってみる、というのはとても共感できます。動かなければ何も変わらない。一人一人が少しずつ動けばきっと素敵な街になるはず!
加藤元治さん 「津山に暮らすを考える ひつじの学校」
帰省した時、加藤さんが経営する「café ROCA」に行ったのですが津山にこんなお洒落なカフェが!と感動したのを覚えています。なぜひつじの学校をいうネーミングなのかがとても気になりますが、オープンしたらクレープ食べながらその理由を伺ってみたいと思います。もしかして未年生まれだから?私も未年生まれが理由で開業届名「ヒツジグモ」にしたので(笑)
スクール生の発表を真剣に聞く審査員。
【ここまでの審査員からの講評】
「池本さんの介護問題に目をつけたところは素晴らしいと思う。」
「黒田さんのアイデアはクラウドファンディングにとても向いていると思ったのでぜひやってほしい。地域のチャレンジャーを増やしていけそう。手軽にみんながチャレンジできるがいい。」
「加藤さんは津山誰もが知っているcafé ROCAの実績をもって、空き店舗の多い商店街に2号店を出店することに我々も期待している。」
山本敦史さん 「欲しいに会える宿 Good-Buy(グッバイ)」
発表の場がない、お店が少ない、人口が少ないということもあり、作家たちは東京に発表の場を求めて行くがお金がたくさんかかるのが課題。年間4000人が利用する施設のショールーム化。(施設内のアイテムが購入可能。)体験→検討→納得→購入という行動を利用者にしてもらい、欲しいに会える宿をトムソーヤ冒険村から始めたい。もう東京に行く必要はない=東京グッバイ。
オンラインショップ等で購入すると思っていたのと違っていたりすることが結構あります。購入する前に実際に使い心地などが試せるというのはとても魅力的!この春スタートとのことなので実際に行って体験してから購入してみたいですね!
勝尾康典さん 「主婦が活き活き家守事業」
津山市の課題は空き家。主婦対象にリノベーション塾を開き事業化してもらう。主婦×空き家のマッチング。主婦はスキルと時間もあるのでそれを活用して、津山を主婦の力で変える。
空き家問題は全国各地で抱えているので、このサービスをうまく展開できればいろんな地域の課題
が解決すると思いました。女性のパワーはすごいので主婦の力で地域が変わるのを私も見てみたいです。
久常真由美さん 「ひー人(ひーじん)の歴史は未来を創る マコロレター」
ひーじん(ひーおばぁちゃん、おじぃちゃん)の歴史は未来を創る。 今、当たり前に「あるもの」が なかった時代に、今、薄れていくに「やさしさ」の ヒントが詰まっている。 ネット世代ではない、SNSを利用していない75歳以上がターゲット。その人たちが言葉にできない想いを後世に贈って受け継ぐ、ハガキサイズの自分史=ネットが使えない超高齢者のソーシャルネットワーキング。世代を超えた繋がる優しさ循環コミュケーションサービスがマコロレター。
久常さんが暮らしのなかで発見した、自分ごととして課題を解決したい、とい想いが伝わってきました。収益の一部を高齢化社会対策・子育て支援に、というのも俄然応援したくなったポイントです。
藤田圭一郎 「ナイト系飲料店に特化したチャットボットコンシェルジェ らくのみ」
ナイト系に特化した、チャットボットコンシェルジュサービスらくのみ。実際藤田さんのところにもナイト系のお店を教えて欲しいとの要望があり、現実無料案内所は怪しくて入りづらいという声も。それを解決するのが「らくのみ」。
藤田さん、キンコンの西野さんにちょっと似てるー!と思いながら聞いていました。ほんとどうでもいいですが(笑)。私もビビりなので、ナイト系のお店に詳しい人に聞いてから行きたいです。
【ここまでの審査員からの講評】
「山本さんは実際に使ってもらって価値を判断してもらって購入してもらうのはいい流れ。地域にいくことにより、安く買える等、価値を差別化するのはいいと思う。」
「勝尾さんは地域での課題を解決するのに主婦の時間やスキルを組み合わせていくという発想はいい。リノベーション塾は全国でビジネス展開できそう。」
「久常さんはおじいちゃんやおばあちゃんとコミュニケーションとるのは大事なので広げて欲しい」
「藤田さんは実際自分も怖かったりする思いをしているのでぜひそれを解決してほしいし、利用したい人はここにもいると思う。」
國貞美幸さん 「あなたに寄り添った食卓を」
従事者が集う場所、在宅で生活する方やご家族の支援する場所、遠慮せず楽しく食事をする場所、それが「家庭食堂RooF」。 事業内容としては、寄り添った食事の提供事業、従事者や食事に問題のある人やその家族のコミュニティ化事業、地域の介護医療事業所と連携してのサポート事業。2019年4月からまずは食堂事業とコミュニティ事業を展開。
國貞さんの想いや人柄が伝わるプレゼンでした。従事者とその家族とのコミュニティには私も興味あります。いろんな悩みがそこで話せて解決でき、手助けし合えたらとても素敵なコミュニティになると思います。そこから派生して地域全体に広がるといいですよね!
秋久智哉さん 「占い師による人材エージェント ネコノテ」
占い師による材エージェント。審査に通過した占い師が仕事の相談にきた求職者に企業を紹介し、採用が決まると紹介料を得られるというサービス。人材エージェントは求職者を得るために多大なコストをかけていて、エージェントの本来の仕事である「求職者の強みを引き出す」が後手に回っているのが現状。求職者の内面を引き出す占い師と組むことによりその課題を解決する。4月リリース予定。
私は占いに行ったことがないのですが、経営者が占い師に占ってもらっていたりするというのはちょくちょく聞きます。占い師にその人の本来の強みを引き出してもらい、そこにマッチングする企業に就職できれば、企業も求職者も幸せなことですよね。
福田慎太郎さん 「津山かみ通信〜みんなが主役のアナログ版SNS」
「かみが大好き!」ミッションは「一人ひとりが主人公の紙面づくり」を通じた「みんなが主人公になれる社会づくり」。みんなが主役の地域のためのアナログ版SNS。一般記事だけでなくNPOの情報発信や津山市政を厳しく監視、津山版プロパブリカの役目も。ライター同士が切磋琢磨する文章力強化の仕組みづくりをし、 津山の魅力の発信力強化につながる全国レベルの ライター集団を育成する。
紙が大好きなことがとても伝わってきた福田さん。地域から発信できる人がもっと増えると地域の魅力も伝わりやすくなりそうです。
笏本達宏さん 「地方から日本一のネクタイブランドを作る」
日本一若いネクタイ職人。ネクタイブランドSHAKUNONÉプロダクトマネージャー。現在の商習慣を変え、職人と顧客を直接結ぶ。ブランドコンセプトは「静かな迫力」。まだまだ小さなブランドだけれど地方からでもできる!地域から日本一信頼されるネクタイブランドを創るために夢の共演者に!
若いのにとてもしっかりしている笏本さん。プレゼン中も彼の情熱や想いがひしひしと伝わってきました。笏本さんをみていると、津山から日本一のネクタイブランドができるのもそう遠くない気がしました。
【ここまでの審査員からの講評】
「國貞さんは消費者として食べるだけではなくて従事者同士がつながる場所がいいと思う。津山は飲食店が多いので従事者同士でつながって付加価値ができ、連携してジョイントベンチャーの可能性を感じた。」
「秋久さんは独自性があると思う。AIには判断できないアナログで求職者によりそうことができるといいと思った。」
「福田さんは津山市のことを発信し、津山市としても市民の方と一緒に紙媒体をつかって情報発信し、社会への影響力を展開してプランに反映してもらえることを期待。」
「笏本さんは今後津山から日本一のネクタイブランドになって欲しいし、販路拡大など商品展開も一緒に伴奏支援していきたい。」
さて、これで全てのプレゼンが終了!スクール生の皆さま、本当にお疲れ様でした!ここからは賞の審査に入ります。審査員が別室で審査中、レプタイルの馬場さんがFAAVOとクラウドファンディングの説明をしてくれました。「金曜日・土曜日・水曜日の支援が多い。木曜日・日曜日は支援が少ない」といったクラウドファンディングに関するデータが面白かったです。
レプタイルの馬場さん。とってもわかりやすい説明!
審査もおわり、いよいよ受賞者の発表です。まずはつやま産業支援センター賞から。発表を待っているこっちが何だかとてもドキドキします。
ダラララララ~・・・ジャン!!(ドラムロール 笑)
つやま産業支援センター賞はZEROICHIの寳多さん!おめでとうございます!
●寳多さん
「こんな賞をいただきとても嬉しいです。」
つやま産業支援センター賞
続いてレプタイル賞は・・・ダラララララ~・・・ジャン!!
欲しいに会える宿 Good-Buyの山本さん!おめでとうございます!
●山本さん
「とても嬉しいです。ここまでブラッシュアップできたのはメンターの方々に支えられてきたからです。」
レプタイル賞
津山信用金庫賞は・・・ダラララララ~・・・ジャン!!
「罠作動お知らせサービス」の正岡さん!おめでとうございます!
●正岡さん
「密かに狙っていたのですが本当に受賞できるとは。狩猟関係は危機的環境にあるのでいろんな形で今後狩猟を支えていきつつ盛り上げていきたいです。」
津山信用金庫賞
さあ、いよいよ大賞の発表です!ダラララララ~・・・ジャン(ドラムロール飽きた)
「誰でも簡単に自分のお店がもてる お商売を始めよう!!お洒落な屋台リアカーゴ」の黒田和美さん!!おめでとうございます!私、実は黒田さんが大賞とるかも!と思っておりました!(笑)
●黒田さん
「ありがとうございます。リアカーゴを通じて地域の活性化、地域の人たちが活躍できるまちづくりにつなげていきたい。実現にむけて丸尾さんオススメのクラウドファンディングで進めていきたいです。」
大賞。写真を撮られると目をつぶっていることが多いという黒田さん。今回はちゃんと開いています!
発表会の総評はこちら。採点はどれも優劣つけがたくとても難しかったようです。
●森廣さん
「みなさんの夢と想いは素晴らしかった。信用金庫からできることはこれからもご支援したい。今日からスタートだと思っていただき、津山を活力ある元気な地域に一緒にしていきたい。」
●玉置さん
「創業は夢を実現するもの、地域経済を活性化するもの、創業する中で街を盛り上げたい。選ばれる津山になってほしい。」
●丸尾さん
「自分が起業した5年前とは変わってきている。いろんな外部の人を巻き込むのが大事。5年間で100人の卒業生輩出を目指す。日本一やさしい創業スクール」で日本一チャレンジしやすい津山にしたい。今日の発表で終わりではなく、起業家としてはスタートなのでしっかり形にしていってほしい。スクール生の中には今日の発表にたどりつけなかった人もいたが、プロセスが大事なのでこれからも頑張って欲しい。」
Homing校長のレプタイル丸尾さん
●山田さん
「岡山に帰ってきた時、最初に感じたのは一緒に新しいことを始めようとする人がいなくて悲しかったのでそこを変えたかった。Homingのスクール生と今後は一緒に新しいことをはじめていきたい。」
担任の先生的なCONOTE.incの山田さん
今回観覧してみて、このHomingというコミュニティが出来たことが津山にとって、本当に素晴らしいことだと思いました。Homingでは今回に続き、「日本一やさしい創業スクール」で「日本一チャレンジしやすい津山」を目指し、第二期生も今後募集します。地域で起業をしたい人たちが一緒に頑張れる場所ができて、サポートしてくれる人たちもいて、津山の未来がどうなっていくのかがとても楽しみです!
スクール生の皆さま、本当にプレゼンおつかれさまでした!
受付前には応援メッセージも!
「ホーミングー!」
さてここからはオマケレポート。発表会が終わってからの感想などを寳田さんと黒田さんに伺ってみました。
【17歳寳多さんのHoming story】
●参加してよかったこと
毎日発表までに、プレゼンの練習をしたり、内容を見直したり、ずっとプレゼンのことを気にかけていないといけなかったのが大変でした。
この2ヶ月ホーミングに参加して沢山の人に会って沢山のことにチャレンジできました。ホーミングに参加されている方とも仲良くなれて、本当に参加して良かったなと思っています。
●今後の展望
人生経験を増やす!
【大賞受賞の黒田さんのHoming story】
大賞獲るからね… 何人かの友人にはそう伝えていました。
実際に獲れる状況・空気感だったのは僕も感じていたので、自分でも珍しくそういうことを言っていました。
大賞受賞の取材や打ち上げで配るであろう名刺を大賞用「ゴールド名刺」を事前に発注していました。
・黒田和美が受賞しても誰も傷つけないように、裏を返せば、Homingに関わったみんなが少しでも幸せになれるように…って思ってプレゼンを作成し実行しました。
Homing発表会には一般の方も来られる…ということだったので、1億円の事業とか 1000万円の事業とか、たぶんピンと来ないだろうと思い、津山市の平均年収を調べ、スライドには もっと身近に想像できる金額 2-3万円の記載しかしなかったのです。
シナリオはバッチリだが、発表者の黒田和美という男は、かなりポンコツなので スライドをセリフ方式にしました。
スクリーンに映るセリフを読むカタチ(使用枚数93枚)
準備は整いました。
本番では…ただ スクリーンに映る文字を読むのではなく、黒田和美というポンコツな男が自分の言葉でスクリーンに映る内容を伝えました。
その方が、会場に熱量を伝えれるからと思ったから。
「あの人みたいに素敵なお店をやってみたいけど、あの人は特別。わたしなんか普通だから。」
そう思わなくてもぜんぜんいいよ。
あなたも充分特別だし、もしやりたいことが素敵なお店…だったなら、気軽にはじめようよ!! 僕らと一緒にしようよ!!
リアカーゴっていうプロジェクトを通じて、僕がホントに伝えたかったことです。
僕は、一生懸命そのことを会場にいる一人ひとりに向けて、僕の言葉で話しました。
日本中の人に向けてとか、津山市民に向けて…ではなく、僕の目の前にいる会場のいる一人ひとりに向けて。
僕は、絶望的に滑舌が悪いのだけど、それはスクリーンに映る文字がカバーしてくれる。
僕は「自分の想い」と「自分の言葉」を一生懸命発しました。
その結果、大賞をいただきました。
僕の名前が呼ばれた瞬間に、会場が、ドッと笑いました。
僕はホッとしました。
大賞が獲れた…ていうことではなく、会場の一人ひとりが 僕のプレゼンでポジティブになれたことを確認できたから。
・黒田和美が受賞しても誰も傷つけないように
それは達成できたんじゃないかなと思います。
「わたしもリアカーゴを使って何かしてみたい」
じゃ僕らと一緒に始めようよ。
ライター後記—————————————————————————
担任の先生のブログが秀逸すぎて今回のレポート苦労しました(笑)
▼担任の先生的なCONOTE.incの山田さんの書かれたブログ
「1つの小さな地域「津山」から17の新規事業が生まれた3ヶ月 -Homing2018-」
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